コロンビア人が薦める！コロンビア第２の都市、メデジンで絶対に行くべき１１のスポット

今回は１年中春の都市であり、花の都とも呼ばれる南米コロンビア第２の都市メデジンの紹介。

その過ごしやすい気候、美しい花々、フレンドリーで寛容な地元住民（Paisasと呼びます）で名高いメデジン。過去には麻薬戦争の舞台になっていた、近づくのも恐ろしい場所でしたが、ここ最近旅行者に大変注目されている、急成長中の都市です。

メデジンの魅力が最大限に分かる、旅行で絶対にみなさんに抑えてもらいスポットや体験を１１個ピックアップしましたので、しっかりメモしてください！

Museo de Antioquia で歴史を知る

こちらは、なんとコロンビア国内で２番目に古い博物館、アンティオキア博物館。

アンティオキア県（県庁所在地がメデジン）のみならず、コロンビア全土の様々な時代の作品を5,000点以上揃えている大きな博物館です。

また、太った作品ばかり作り出す、コロンビアを代表する芸術家、フェルナンド・ボテロ (Fernando Botero) の作品も多数展示されています。

開館時間：日曜定休日　10am～5:30pm
料金：18,000ペソ（学生または60歳以上は9,000ペソ）

La Plaza Botero で太る？

アンティオキオ博物館の正面には、フェルナンド・ボテロの彫刻作品が23点も飾られた大きなボテロ広場があります。

彼の彫刻作品は世界の色々な公共の場で見られますが、ここが世界で一番大きい公共展示場ですので、是非見てください！アートに興味がなくても楽しめますよ。

Parque Explora で生物を知る

パーク・エクスプロラは体験型科学博物。

外と中に様々な体験コーナーがある以外にも、プラネタリウム、色々なテーマを取り扱った3Dシアター、爬虫類コーナー、南米で一番大きな淡水水槽をもつ淡水魚コーナーなど、見所はたくさん！

ここには4,000以上もの生物が生息しているので、それだけでも行く価値ありです。

開館時間：
月曜定休日（月曜日が祝日の場合は開館）　月～金曜日8:30am～5:30pm 土日祝日10am～6:30pm
入場料：25,500ペソ

El Jardín Botánico で和む

1,000種類以上もの植物が植えられたボタニコ植物園。

広大な敷地に敷き詰められた花々を見ながら、静かにゆっくりできる、メデジンで一番癒される場所です。色々歩き回って疲れた時に是非寄ってもらいたい場所です。

入園料は無料です。

開園時間：定休日なし　9am～4:30pm
料金：無料

Festival de las Flores で咲き乱れる

一年中春の都市だけあって、メデジンでは年中美しい花々を見ることができます。

その中でも、特に8月初旬に開催される「花フェス」は、1957年から毎年開催されている10日間くらい続くイベントで、メデジン市全体が信じられない光景に！

chiva と呼ばれる、コロンビアの山岳地帯で使われるカラフルなバスのパレードや、車の使用を禁止して住民が道路を馬で移動する光景、花火やオーケストラ、直径5m重さ70kgもの花飾り（25種類の花で作られています）を背負った人たちによる世界的に有名なパレードなど、もう本当に見るものがあり過ぎます。

このすごさは行った人にしか分かりません！

El Hato Viejo で Bandeja Paisa を食べる

アンティオキア県（県庁所在地がメデジン）のみならずコロンビアの伝統料理を30年以上提供し続けている老舗がこちらの El Hato Viejo。 

サービスも味も店内の雰囲気も全てが、コロンビアとメデジン文化（パイサカルチャー）をフルに感じさせてくれる、メデジンで絶対に行くべきレストランです。メデジンには4店舗ありますが、個人的には、HATOVIEJO Las Palmas が一番店内の雰囲気が良くておススメです。

特に、このレストランの Bandeja Paisa (バンデハパイサ)は絶品な上にとっても満腹になるのでおススメ！以前の記事でも紹介していますので是非チェックしてください。

食べ終わった後に店員に是非こう言ってみてください。
「¡Barriga llena, corazón contento!」（バリガジェナ、コラソンコンテント！）
意味は、「お腹も胸もいっぱい！」

Guatapé で登る

グアタペはメデジン市内からバスで２時間ほど行った所にある美しい村です。

ここではカヤックやSUP (スタンドアップパドル)などのウォータースポーツとハイキングが楽しめます。ここで絶対にみなさんにやっていただきたいのが、このハイキング！

グアタペにある Piedra del Peñol (ピエドゥラ・デル・ぺニョル)という岩には、頂上に登るための階段があり、その数なんと740段！！ちょっときついかもしれませんが、頂上から見る景色は言葉を失う程です。本当に価値があります！！

歩きやすい運動靴で行ってください。

行き方：Terminal del Norte (メデジン北バスターミナル)からバスで一本。「Piedra del Peñol」 又は「Guatapé」で降車。所要時間は約2時間。
運賃：12,000～13,000ペソ
「Piedra del Peñol」 入場料：18,000ペソ

Pueblito Paisa を散策

Pueblito Paisa (プエブリト・パイサ)はメデジン市から電車で10分ほど離れたエリア。コロンビアの伝統的な建物や石畳道路、メイン広場の美しい石造りの噴水や小さくて可愛い教会など、歩いていて本当に気持ちが良くなる場所です。

このエリアは丘の上に位置していることから、メデジン市を360度見渡すことができ、周辺の山々もきれいに見える、絶景の場所です。

行き方：メトロで「Industriales」で降り、徒歩10分

Comuna 13 でアートの偉大さを知る

Comuna (コミュナ13)と呼ばれるこのエリア、実は数年前までゲリラやギャング抗争でメデジン一危ないと言われていた場所なんです。

そんな危険な場所を変えたのが、なんとストリートアート！

暴力や犯罪に耐え切れなくなった住民が、アートとヒップホップダンスを通してこのエリアのイメージを変えようとしたのがきっかけです。

壁一面に描かれた、強いメッセージのこもったアートを、熱いハートで受け取ってみてください！涙します。

行き方：メトロ「San Javier」で降り、バス「Escaleras Eléctricas」で降りるか、メトロ駅から徒歩15分

Hacienda Nápoles で麻薬王を知る

ここはメデジン市からバスで4時間ほど行ったところにある、アシエンダ・ナポレスと呼ばれるサファリパーク、博物館、プールなどがある複合施設。

しかし、実はただの施設ではなく、あの有名な麻薬王、パブロ・エスコバル (Pablo Escobar) の別荘だった場所。

パブロ・エスコバルが、麻薬で儲けた富を投じて、世界中からカバやキリン、象、シマウマ、ダチョウなどの珍しい動物をこの敷地内（別荘）で飼っていたというのですからすごいですよね！

彼が政府に捕らえられた後、彼の所有物は全て政府の管理下となり、今は動物園とパブロ・エスコバルの人物を良く知れる博物館（コカイン輸送に実際に使っていた飛行機などまで見れますよ）で多くの旅行客が訪れます。

他にも、動物をテーマにした巨大プールもあるので、子供連れの方は水着も忘れずに。

行き方： Terminal del Norte (メデジン北バスターミナル)からバスで3時間半。「Doradal」で降車。後タクシーで施設入り口まで10分。
開園時間：月曜定休日（月曜日が祝日の場合は開園）9am～5pm
運賃：約40,000ペソ
「Hacienda Nápoles」 入場料：42,000～127,000ペソ
※料金詳細はこちらのリンクでご確認ください。

Sixttina ではっちゃける

最後はナイトライフ情報。

こちらは、Río Sur というモールの7階に位置する、メデジン市で一番ホットな様々な音楽やライブミュージックで楽しめるクラブ。

アグアルディエンテ (Aguardiente)と呼ばれるサトウキビが原料の蒸留酒でテンション上げてからみんなと一緒に踊ってみてはいかがですか？

メデジンは旅行で何度行っても飽きない場所！是非訪れてみてください。

¡Viva Colombia!（ビバコロンビア！）

少しでもみなさんにコロンビアの魅力が伝わりますように

Oriana van Beem