知る人ぞ知る、コロンビア『7つの秘境』に迫る!
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大自然とフレンドリーな国民性で名高い、南アメリカ大陸屈指の情熱国コロンビア。
実は、そんなコロンビアには、『7つの秘境』と呼ばれる場所があります。
『7つの秘境』は、スペイン語で Las siete maravillas de Colombia、英語で The seven wonders of Colombiaと呼ばれています。2007 年に、歴史・文化の観点から国民投票で選ばれた、コロンビアでもっとも大切だとされる7つ場所を指します。
今回は、日本人にはあまり知られていない、この『7つの秘境』を国民投票ランキング順に紹介します。
コロンビアに旅行で行かれる際には、是非寄っていただきたい場所です。
- 7. Teatro Colón
- 6. Parque Arqueológico Tierradentro
- 5. La Ciudad Perdida
- 4. Arquitectura Militar de Cartagena
- 3. Parque Arqueológico San Agustín
- 2. Santuario Las Lajas
- 1. Catedral de Sal
7. Teatro Colón
場所:ボゴタ
こちらは、コロンビアの首都にあるコロン劇場。
1885年に、コロンブスのアメリカ到着から400年を記念して建てられた、南アメリカ大陸最古のスタンデイング型オペラハウスです。建築家は、イタリア人の Pietro Cantini、1975年にコロンビアの国定記念物に登録されました。
現在でも、オペラやバレエ、クラシックなどが演奏され、その美しいネオクラシック様式から、ボゴタのランドマークとして大変親しまれています。
劇場内見学ツアーもあるので、興味のある人は是非参加してみてください。
《ネオクラシック様式とは?》
18世紀の後期にフランスで始まった建築様式。装飾華美な様式に反発し、古代の建築を理想とたもの。
6. Parque Arqueológico Tierradentro
場所:インサ、カウカ県
カウカ県北部に位置する、ティエラデントロ国立公園。
コロンビアの先コロンブス期の重要考古遺跡として、1995年にユネスコ世界遺産に登録されています。
公園内には地下埋蔵所や様々な陶器や衣類、像などが展示され、先住民族の暮らしを知ることができます。
5. La Ciudad Perdida
場所:サンタマルタ、マグダレーナ県
サンタマルタのシエラ・ネバダ山地にある秘境が、この『The Lost City』(英語名)。
名前からして惹かれますよね!失われた都市ですよ!
テユナ(Teyuna)考古学公園という名前でも知られるこの場所は、660年頃に栄えた、インディアン文明の発祥地。南アメリカで最も重要な文化の1つとされています。
実は今も先住民族が住んでいるこの場所は、1976年にコロンビアの考古学チームに発見されるまで、誰にも知られることなく、文明から隔離された生活を送っていというのですからスゴイ!
現在は、ロストシティ全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
4. Arquitectura Militar de Cartagena
場所:カルタヘナ、ボリーバル県
カリブ海沿岸の都市であるカルタヘナは、スペイン統治時代の南アメリカ大陸で最も重要な港町。当時、フランス、イギリス両軍から何度も攻撃を受けた場所です。
これらの攻撃から街を守るため、いくつもの要塞が建てられ、現在でもサンフェリペ要塞(Castillo de San Felipe de Barajas)、城壁(La Muralla)、サンフェルナンド要塞(Fuerte de San Fernando)をみることができ、これらはユネスコ世界遺産に登録されています。
3. Parque Arqueológico San Agustín
場所:サン・アグスティン
ユネスコ世界遺産に登録されているサン・アグスティン遺跡群公園。
ここの遺跡の特徴は、4mほどの高さを誇る巨大石像たち!
その数なんと400体。
人間や動物を表現したものが多く、それぞれユニークな表情を持つこれらの像は、紀元前500年頃に、死者を埋葬し、先祖を祭るために作られたものと言われています。
世界最大の古墳と石彫は一見の価値があります。
2. Santuario Las Lajas
場所:イピアレス、ナリーニョ県
第2位に選ばれたのが、世界一美しいと言われるラス・ラハス教会。
グァイタラ川の峡谷の中に、18世紀に建てられた100mほどの高さを誇るネオゴシック建築物です。
まだ教会が出来る前のある嵐の日、目が見えない、耳も聞こえない女の子がお母さんと一緒にこの場所に避難していたそうです。すると突然、耳の聞こえないはずの女の子が、突然色々な声を聞き始めたそうです。この話が広まり、多くの人がこの場所に祈りを捧げに訪れ、教会が建てられるまでになったそうです。
1. Catedral de Sal
場所:シパキラ
ボゴタの北50kmに位置する、シパキラという小さな歴史地区にあるのが、こちらの塩の大聖堂。
20世紀半ば、岩塩採掘の塩鉱山の地下180mに造られた広大な地下壕教会です。中は超巨大な十字架がある上に、今までに経験したことないような神秘的な広大な空間広がり、週末になると3,000人以上の観光客が集まる超人気スポット。
首都ボゴタからバスで行けますので、是非行ってみてください!感動しますよ!!
コロンビアの『7つの秘境』、いかがでしたでしょうか?まだ日本人にはほとんど知られていない、とても魅力的な場所ばかりだと思います。これからも、みなさんがまだ知らないコロンビアの情報をどんどん発信していきますよ!次回をお楽しみに!
¡Viva Colombia!(ビバコロンビア!)
少しでもみなさんにコロンビアの魅力が伝わりますように
Oriana van Beem