【3分で簡単に分かる】コロンビア独立のきっかけ
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つい最近まで、コロンビアという国が存在していなかったことはご存知ですか?
実は、1810年には、コロンビアは「ニューグラナダ(New Granada)」という国でした。
当時、スペインの支配化にあったニューグラナダは、外国との取引や、政治に関する制約が設けられ、スペイン人にほとんどがコントロールされている状態。そんな自由の効かない状況に、当然国民は不満を募らせます。
そして、1811年、その不満が爆発。ニューグラナダの2都市、「カラカス(Caracas)」と「カルタヘナ(Cartagena)」が、相次いでスペインからの独立を宣言します。これに続くように、首都ボゴタでは、市民が街頭で声を上げて、スペインの傲慢さを訴え始めました。
ちなみに・・・
これら一連の独立運動は、1808年に、ナポレオン・ボナパルトがスペインを占領し、スペイン王フェルナンド7世を捕らえ、投獄したことが、大きなきっかけとなりました。
ボゴタでは、市民が街の中心に集まり、反政府代表の、ホセ・アセヴェド・イ・ゴメス(José Acevedo y Gómez)が町と国(ニューグラナダ)の将来についての話し合いをスペイン政府に求めますが、これをスペイン総督のアントニオ・ホセ・アマル・イ・ボルボン(Antonio José Amar y Borbón)が拒否。
ホセ・アセヴェド・イ・ゴメスの市民に向けた怒りのスピーチで、市民が立ち上がり、総督がいる施設に押し入ろうとしたところ、総督が観念。スペインの法ではなく、ニューグラナダの法律がボゴタで適用されることになりました。
この時点では、スペインからの独立はできていないものの、これらの運動がコロンビアの独立の第一歩となりました。
その後、かの有名なシモン・ボリバル(Simón Bolívar)がボゴタに入り、「ボヤカの戦い」の後、1819年に独立を果たしますが、この部分は次の記事で説明しましょう!
¡Viva Colombia!(ビバコロンビア!)
少しでもみなさんにコロンビアの魅力が伝わりますように
Oriana van Beem